オンライン商談ブース
ここでは、「オンライン商談ブース」の導入について、オフィス移転・改修のコンサルティング会社である、ティーズブレイン代表の竹下氏に、オンライン商談ブースを導入する際の注意点や考えるべきことについて聞きました。
オンライン商談ブースを導入するか否かを見極めるには
必要かを検討しましょう

コロナ禍でのオンライン商談増加にともない専用の商談ブースの問い合わせも増えてきています。ただし考えるべきは本当に従業員にとってそれが必要かどうか。
従業員の中には自席でも構わない人もいれば、隣に人がいることで気になって商談にならないというケースもあります。周囲の音を拾ってしまったり、秘匿性のないところで行うことに懸念を示したりするケースもあります。
企業ごとに温度感が変わってくるため、導入の際は従業員の声を聞いてみるのも良いでしょう。場合によっては社内のMTGスペースを充実させる方が良かったりするケースもあります。 また、オンライン商談ブースは密閉された空間のため、夏場は暑くなってしまうといったことも発生するので、そのような物理的な弊害も考える必要があります。
株式会社ティーズブレイン代表:竹下仁
ティーズブレインが手掛ける
オンライン商談ブース施工事例
T社への
オンライン商談ブース施工事例

コロナの影響により商談方法も変化した世の中に対応していくために、従業員の働き方と意識を変革することを目的とした増床&レイアウト変更プロジェクトでした。
オンライン商談はコミュニケーションエリアでも行うことができますが、周辺で議論をしていると音を拾ってしまうなどの問題もあるため、従業員が集中して作業をするスペースにオンライン商談ブースを設けました。音漏れ問題もほとんどないため、集中している周囲の人にも迷惑をかけず、互いに集中できる環境を整えることができました。
あわせて、オンライン商談は常に行われるものではないため、予約がないときには個人作業などにも利用できるルールを定めることで、使われない空間を生まない工夫をされているようです。

代表取締役社長 竹下 仁氏
“本当の意味でのオフィス改革を推進”
株式会社ティーズブレインは、オフィス改革を通して従業員へ企業理念の浸透やエンゲージメント向上などをコンサルする企業。経営層の「こうしたい」を汲み取り、単なる形だけの変革ではなく、従業員の働きやすさを追求し、エビデンスを基に、より機能的かつ効果的な提案を行います。

代表取締役社長 竹下 仁氏
以下では商談ブースの効果やメリットだけでなく弊害についても説明しているのでぜひ参考にしてください。
今や商談は社内で行う時代!
商談ブースの設置で成約率アップ
新型コロナウィルス感染症蔓延の影響もあって、最近はオンラインで商談を行うケースも増えました。そうした状況のなか、社内で行うオンライン商談に活用できる「オンライン商談ブース」が注目を集めています。
オンライン商談ブースとは
Web会議やオンライン商談を社内で行う際、周囲の雑音があると気になって集中できないだけでなく、会議や商談の妨げになってしまうことも少なくありません。
こうした悩みを解決してくれるのが、「オンライン商談ブース」です。オフィス内に設置する作業用スペースのことで、周囲と空間が仕切られたプライベートなスペースとなっています。周りの音をシャットアウトできるため、より快適なWeb会議やオンライン商談が実現するのです。
ブース内部には、空調や照明器具、コンセントなどが備わっているのが一般的です。
オンライン商談ブースにより得られる効果
上で説明したように、オンライン商談ブースは周囲の音や視線をカットすることができます。そのため、雑音などの妨げが入らない、より快適な環境でのオンライン商談が実現します。集中力も途切れにくいでしょう。
オフィスの会議室が充実しておらず、予約が入っていて使えないことが多い会社などでも、オンライン商談ブースは非常に役立ちます。
オンライン商談ブースの弊害
オンライン商談ブースの導入において注意が必要なのが、設置スペースです。オフィス内に十分なスペースを確保できないと、ブースの導入は難しいでしょう。導入できたとしても、窮屈感のあるオフィスになってしまうおそれがあります。そのため、オンライン商談ブースを導入する場合、事前にしっかりと設置スペースを確認・確保しておくことが重要です。
また、トラブルの原因とならぬよう、オンライン商談ブースの利用に関して社内ルールを決めておくことも大切です。たとえば、利用時間に関するルールや、ブース内飲食に関するルールなどが考えられます。