密集したオフィスから
開放的なオフィスを実現した事例
従業員の増加や、物が溢れてしまっていることにより、従業員同士の距離が狭くなり密状態になっているオフィスは少なくありません。ここではオフィス移転を株式会社ティーズブレインに依頼し、快適なオフィスを実現した「株式会社ブレインコンサルティングオフィス」にインタビューを行いました。
従業員同士のコミュニケーション増
「株式会社ブレインコンサルティングオフィス」の
オフィス改革
オフィスを縮小しても実質的な広さを確保
ブレインコンサルティングオフィスの
施工前
ブレインコンサルティングオフィスの
施工後
編集(以下「編」).まずはオフィス移転の経緯についてお聞かせください。
まずは建物の老朽化です。次に物理的・人数的にオフィスがきつくなったため、オフィスのレイアウトを変えようとしたのですが、レイアウト変更に200万、300万を掛けるなら移転してしまった方がいいのではないかなと考えたのがきっかけです。
編.ということは移転にあたりオフィスを拡大したということですか。
実は今のオフィスの有効面積自体は、少しだけ小さくなっています。というのも、以前のオフィスは2階、1階、地下の各フロアにデッドスペースがいっぱいあったためです。そもそも無駄があるということも、移転の理由になっていました。
編.実質広くなったということですね。オフィス移転にともない機能面に関して何か変わった点はありますか。
フリーアドレスにしたかったのですが、実際には仕事の都合上、固定席にしています。ただ完全な固定席ではなく、フリーアドレスも固定席もどちらもできるような雰囲気になった、という点が良かったと思います。
編.フリーアドレスと固定席の良さを両方兼ね備えているわけですね。
気分を変えたいときに少し席を離れて、また自分の席に戻ってくるといった感じで、気持ちですが席の変更がしやすくなっているかと思います。
自然と従業員が集まりコミュニケーションの機会が増加
編.そのほかに変わった点はありますか。
あとは集中スペースを作ったり、ソファコーナーを作ったりしました。このソファコーナーのおかげでランチの時に従業員同士が集まりやすくなりました。そこでお昼をみんなで食べて、プライベートの話をするなど、わいわいする機会が非常に増えました。
編.以前は違ったということですか。
以前は、倉庫の裏側みたいなキャビネットに囲まれて食べている感じでした。
編.環境がかなり変わったということですね。従業員の変化は何かございましたか。
従業員間のつながりは社内でも上手くできているんじゃないかなと思います。プライベートや仕事のことを話すことで、お互いの状況を把握しやすくなっているので、いろいろな意味でお互いにカバーし合えるような効果を実感しています。
編.オフィス移転に伴い、従業員にこうなって欲しいなど、意識された点はございますか。
固定席もありながら自由な席にも行けて、会議じゃなくても立ち話をしたり、ご飯を食べながらちょっとしたアイデアをだしたりとか、そのように企画が自然に生まれる空間にしたいということです。
家にいる時間よりも長くなるので、家にいるようなと言ったら変ですけれど、気持ちを楽にしていられるようなオフィス空間にしたいという思いはありました。
進行管理をすべてお任せできたので短期での移転を達成
編.今回ティーズブレインさんに依頼していかがでしたか。
移転にあたって進行管理を全部お任せできたことが良かったです。仮に従業員数名がプロジェクトとして進行したとしても、それぞれが仕事を持っているわけで、絶対に抜けが出るわけですよ。その点をティーズブレインさんがコントロールしてくださったことがとても良かったですね。わずか4ヶ月足らずで移転を実現できました。
もしこれを社内で行った場合、おそらくティーズブレインさんから提示された金額よりもコストが掛かっていたと思います。選択ミスをしたりとか、無駄なことにお金を使ったり、こっちに頼んでいればこんなに安く済んだのに、という点がありませんでした。
編.なるほど。
あとは備品1つとっても、情報を整理してくれて、その整理していただいたものから、こちらは決定するだけだったので、意思決定がしやすかったです。
編.と、いいますと。
例えば、メーカーが違う10万円の机が2つあった場合、こっちの机にはこれがついています、あちらの机にはこれがついています、と書いてはあるんですが、メーカーによって書き方が違うんですよ。そのような情報の整理をティーズブレインさんにやっていただけたので、同じモノサシで比較ができたことが良かったです。
要望をすべて受け入れるのではなく
制約された中でより適したものを提案
編.今までの移転プロジェクトと違いを感じましたか。
オフィス移転のプロジェクトは、家具メーカーさん自体も行っていますよね。でもそれは、そのメーカーに紐付いたコーディネートなんです。
一方ティーズブレインさんはメーカーに紐付いていません。メーカーに紐づいていないから、こちらの要望に合ったものを各メーカーから取りそろえるといった具合に。だから客観性があっていいなと思いました。
編.たくさんのメーカーの中からより良いものを提案してくれるということですね。
それをティーズブレインさん1社に頼めばいいから、やはりそこは楽ですね。デザインはここ、オフィスの什器を買う時はここ、映像系はここ、とやっているともう大変です。
編.とはいえやりたいことを全部できるわけではないと思いますが、そこに対してはどうですか。
やりたいことがたくさんある中で、そうは言っても決められた予算やスペースしかないので、何を捨てて、何を残すかということに関して、アドバイスをしてもらいました。
例えばロッカーの鍵1つにしたって、ちょっと良い鍵にしたら何千円か高くなるわけです。それはこちらでも良いのではとアドバイスをしていただいたり。
編.それだと高くなるだけで、そんなに機能は変わらないよというような。
そうです。一見おしゃれで、これ良さそうといった雰囲気だと、つい欲しくなりますよね。でも、実際に従業員は気にしてないですよ、といった感じです。
編.一般的には、高い方を買って欲しいから、AとBでBの方が高かったらBの方をおすすめされることありますよね。
そうです。そこを中立的な視点で言ってもらえているというのはありがたかったです。
社内で情報が一本化されてストレスのないやり取りを実現
編.客観的な視点というのは、出してもらえる所は少ないのかなと思います。
はい、そうだと思います。あとは設計の方とデザイナーさんがしっかりと社内で一本化されていました。
編.それがスピード感に繋がってくるっていうことですか。
はい、窓口になっていただいた方がディレクターとしてしっかりと社内調整やハンドリングをしてくれたおかげで、チームの方全員がプロジェクトの内容を全部把握していたのは良かったですね。
編.なるほど。同じチームの方に聞いて分かりません、聞いていませんということは意外にありますよね。
そういう安心感はありました。その方にとにかくお伝えして。そうすると、情報共有がされているので、ティーズブレインさんのデザイナーさんと直接話すことがあっても、それを担当が知らないということがないってことが大事でした。
その点でちゃんと共有化されていたのがティーズブレインさんのいい所だと思います。

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またオフィス設計や移転を機に改革を行うプロである株式会社ティーズブレイン監修のもと設計や移転時に抑えておくべきポイントもまとめています。
取材協力:株式会社ブレインコンサルティングオフィス
- 所在地:東京都千代田区神田駿河台2-1-20 お茶の水ユニオンビル6階
- 設立:平成12年

代表取締役社長 竹下 仁氏
エビデンスに基づいた
提案でオフィス縮小を実現
株式会社ティーズブレインは、オフィス移転を通して従業員へ会社の理念浸透やエンゲージメント向上等をコンサルする企業。株式会社ブレインコンサルティングオフィスのオフィス移転に携わり、デッドスペースを見直すことにより、オフィス自体の有効面積は縮小したものの、実質的にオフィスに余裕を持たせることに成功しました。

代表取締役社長 竹下 仁氏