バーカウンターのあるオフィス
最近は、オフィス内にお酒を飲めるバーカウンターを設置する会社も増えています。ここでは、「バーカウンター」の導入について、オフィス移転・改修のコンサルティング会社である、ティーズブレイン代表の竹下氏に、導入する際の注意点や考えるべきことについて聞きました。
バーカウンターのあるオフィスで
従業員に満足してもらうためには
バーカウンターは経営者の想いが大きく反映されるスペースです。従業員にリラックスしてもらうために、電子レンジやコーヒーコーナーを置いて昼食のスペースとして、場合によっては、定期的な懇親会のために本当にお酒を設置している企業もあります。今まで携わってきたお客様の中にはワインセラーを併設したところもありました。
これまで携わってきた案件では、バーカウンターの設置により偶発的なコミュニケーションを持ってもらいたい、違う部署の人たちとのコミュニケーションをとってもらいたいといった想いがありました。何のためにバーカウンターを設置するのかを考え、それにより大きさや座席数も変わってくるので、やはり目的をきちんと考える必要があります。
株式会社ティーズブレイン代表:竹下仁
ティーズブレインが手掛ける
オフィス内バーカウンター施工事例
フロイント産業株式会社(東京)への
オフィス内バーカウンター施工事例
フロイント産業株式会社(東京)の
施工前
フロイント産業株式会社(東京)の
施工後
かねてより「従業員の自律・自主性向上」と「部署間コミュニケーションの活性化」が課題でしたが、そこに多層階にわたる自社ビルに移転をせざるを得ない事情ができ、ますます部署間コミュニケ―ションが希薄になることが不安視されていました。
そこで、オフィス創りのプロセスに従業員参画型ワークショップを取り入れ、より多くの従業員に関わっていただくことで、 フリーアドレスや、従業員の協働の場を充実させるために各階にコラボエリア、中間階に和室やバーカウンターの設置をしました。さらに、運用ルールを工夫するなど、ソフトとハード両面から課題を解決するオフィス創りを推進しました。この新しい本社オフィスでの働き方がスタンダードとなり、他拠点の変革にもつながっていきました。
代表取締役社長 竹下 仁氏
“本当の意味でのオフィス改革を推進”
株式会社ティーズブレインは、オフィス改革を通して従業員へ企業理念の浸透やエンゲージメント向上などをコンサルする企業。経営層の「こうしたい」を汲み取り、単なる形だけの変革ではなく、従業員の働きやすさを追求し、エビデンスを基に、より機能的かつ効果的な提案を行います。
代表取締役社長 竹下 仁氏
以下ではオフィスのバーカウンターの効果やメリットだけでなく弊害についても説明しているのでぜひ参考にしてください。
オフィスのバーカウンターにより得られる効果
まずは、オフィスにバーカウンターを導入するメリットから見ていきましょう。
コミュニケーションの場になる
従業員の数が多いと、同じオフィス内にいてもあまり話す機会がないという相手もいるでしょう。オフィスバーは、そうした普段接点のない人ともコミュニケーションの機会が生まれる場となります。お酒は緊張感をほぐしてくれるため、相手との距離も縮まりやすいです。
こうした新しい出会いやコミュニケーションの深まりが、新たなビジネスアイデアやチャンスにつながる可能性も大いにあるでしょう。
イベント時に役立つ
社内でイベントやパーティーを開く機会がある会社でもバーカウンターは役立ちます。より盛り上がって社内全体の雰囲気が良くなることにも寄与します。
お酒を出すイベントはもちろんのこと、お酒を出さない場合でも、バーカウンターを解放してコミュニケーションスペースにしたり、ちょっとした休憩ができるスペースにしたりと、便利に活用できます。
バーカウンターの弊害
続いて、バーカウンターを導入することで考えられるデメリットについても見てみましょう。
お酒を飲めるバーカウンターを導入する場合、アルコールが苦手な従業員には、「先輩や上司に付き合わされるようになってしまうのではないか…」という不安を持たせてしまう可能性があります。ノンアルコールのドリンクも置くなど、お酒が飲めなくても楽しめる場にする工夫が必要となるでしょう。
そのほか、酒瓶やグラスの管理、ビールサーバー等の衛生管理、ゴミ処理や掃除といった手間が発生することもデメリットです。社内ルールをきちんと定める、外部業者と連携するなど、あらかじめ対策を考えておく必要があります。
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