コロナをきっかけに
オフィス縮小に成功した事例
コロナによるテレワークを機に、今後もテレワークを推進していこうとしている企業が増えてきています。それに伴い、今までよりも面積の小さいオフィスに移転する企業も増加傾向にあります。ここでは、オフィス移転を株式会社ティーズブレインに依頼し、実際に約3,000坪のオフィスから約900坪のオフィスに移転した「日立金属株式会社様(現 株式会社プロテリアル様)」にインタビューを行いました。
3,000坪から約900坪のオフィスへと移転
「日立金属株式会社様(現 株式会社プロテリアル様)」のオフィス改革
コロナをきっかけに在宅勤務が加速
編集(以下「編」).オフィス移転のきっかけを教えていただけますでしょうか。
弊社は元々在宅勤務の制度があったのですが、使ってる人はゼロでした。会社に来て仕事をするのは当たり前で、在宅で仕事するなんてありえないという考えを持っている人が多数の状況の中、コロナが発生したことで、在宅勤務という政府からの指導があり、テレワークが始まりました。
いざ在宅勤務をスタートするとですね、逆に在宅勤務の方がいいという意見が多数出たんです。
その結果を見て、このような状況ならばオフィスの縮小をしようという意見が出たことがきっかけとなります。
編.コロナが従業員の意識も変えたということですね。
そうなんです。皆さんが気づいた点というのが、出退勤の時間を使わなくていいというところでした。その時間を有効に使えるという意見が多く、実際にトータルの残業時間が減っていきました。
だから、在宅勤務なんてと言っていた人が在宅がいいと、180度考え方が変わったんです。
編.もともと3,000坪のオフィスから約900坪にまで縮小となりましたが、この約900坪に至った理由はなんでしょうか。
実は当初、在宅勤務中心のハイブリッドな会社を目指すために、100坪にしようという意見も出たんです。
編.え、そこまで大胆に?
さすがに100坪は難しい、ちょっと待ってくださいと、最低限のオフィスにさせてくださいと伝えました(笑)。
編.そうですよね。
坪数に関しては、4割出社を想定し、移動前は1100席だったので400数十席で考えていました。ただ、これを機にフリーアドレスを導入することが決まっていたので、300数十席あれば良いと計算しました。
私はCADができるので、実際にCADで座席を配置したところ750坪から1,000坪以内なら大丈夫と判断しました。
フリーアドレス導入で他部署との交流が増えた
編.移転を機にフリーアドレスを導入とありましたが、実際に始めてみて従業員の方の反応はいかがでしょうか。
当初は、フリーアドレス導入により、「毎回予約しなくちゃいけないのが面倒くさい」などの意見が出るかなと想定していたのですが、比較的ポジティブな意見をいただいています。
編.良い意味で想定外だったと。
はい、またこれは良かったなと感じたところが、今までは部門間の交流がなく、ほかの部署が何をしているのか分からない状態でした。「フリーアドレスになったら他の部門と交流できて良かった」という意見があったことです。
編.それは素晴しいですね。
そこから徐々にコミュニケーションを広げていってもらって、会社に来るといろいろなところに従業員がいて、いろいろな輪ができてくる、そのようなところに期待しています。
オフィスの改善が従業員のモチベーション向上に
編.今後想定される課題などありますでしょうか。
テレワークが今後も続くのでオフィスに愛着を持ってもらうかが重要だと考えています。
オフィスを中心にした雰囲気作りをして、会社全体の職場の雰囲気をアップすることで、転職のリスクが減ったり、生産性の向上、良い人材の採用に繋がると考えています。
編.逆に期待している点はありますでしょうか。
オフィスは定期的に変えていくと、従業員のモチベーションが上がるのかなと感じています。よくオフィスは生き物だという話もありますけど、ちょっとしたところを解決するだけで従業員のモチベーションが上がるのであれば、従業員のニーズや世の中の動向を確認して、変えていくべきだなと考えています。
編.それが生産性向上につながるということでしょうか。
そうなんです、働きやすい環境を極力を作るので、成果につながるような仕事をしていただきたいなと思っています。
「こんなオフィスを求めていた」という多数の声
編.今回オフィスの移転をティーズブレインさんに依頼されましたが、ほかの会社も検討されたかと思います。その中でなぜティーズブレインさんを選んだのでしょうか。
コストに対して一番納得のいく提案をしてくださったので、そこはとても満足しています。他社さんは費用の折り合いがつかず、またコストに対してサービスの内容が合わないと感じました。しかしティーズブレインさんは尽力していただいたと感じています。
編.オフィス移転は一大プロジェクトですからね。
実際にオフィスを移転して、従業員からも「まさにこういったオフィスを求めていました」といったような、ポジティブな意見を多数いただいているので、非常にありがたかったです。
取材協力:日立金属株式会社(現 株式会社プロテリアル)
- 所在地:東京都江東区豊洲5-6-36 豊洲プライムスクエア
- 設立:1956年(昭和31年)4月10日
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代表取締役社長 竹下 仁氏
エビデンスに基づいた
提案でオフィス縮小を実現
株式会社ティーズブレインは、オフィス移転を通して従業員へ会社の理念浸透やエンゲージメント向上等をコンサルする企業。日立金属株式会社様のオフィス移転・オフィス縮小に携わりました。固定席からフリーアドレスへのチェンジと、テレワークに対応することが課題でしたが、無駄を徹底的に省きエビデンスに基づいた提案により、3,000坪から900坪の移転を実現しました。
代表取締役社長 竹下 仁氏